雑感
ご他聞に漏れず、ボードゲームのメカニクスやジャンルには流行り廃りがある。世界のボードゲームマーケットでもあるが、日本の同人ゲーム界隈では特に顕著である。少し前は人狼と大喜利ゲーム(コミュニケーション系ゲーム)ばかりだった。人狼も大喜利もゲ…
本サイトの新年1発目の記事である。が、この段階ですでに1月も半分以上過ぎていることに驚きを禁じえない。ちなみに年内最後の記事投稿や年明け1発目の投稿の場合、凡百のボードゲームサイトはたいてい「今年(昨年)遊んだ振り返り」だの「今年(昨年)…
当ブログの更新が滞っている中、パレスチナが大変なことになっていたり、ジャニーズがマック赤坂の政党みたいな社名になっていたり、豪華絢爛でバラ色の外面を演出していた宝塚が、実は安達ケ原の鬼婆ばりの恐怖が支配する黒塚状態であったりと、おっさんに…
長かった。 ブログの更新が手につかないほどに長かった(誇張あり)。 すでにモノを手に入れたボードゲームの愛好家のプレイログを歯噛みしながら見ていたが、ついに海を渡って到着したのだった。 残像ではない。 … …… ………2セット。 説明しよう。プレオーダ…
前回の記事からずいぶん間が空いてしまった(ここまでテンプレ)。まあ立て続けにルール和訳をアップした反動だと思っていただければ良い。中には「もうこいつはブログを書くことを辞めたのでは」「STAP細胞を探しにいったままパティシエになってしまったの…
前回の記事からずいぶん間が空いてしまった。まあこれはよくあることなので気にしない。さて今回のテーマはπである。本webサイトではたびたびデータ処理やら統計的な話題を扱っているので、「円周率かー、確か今は3なんだよね?」と連想するかもしれないが、…
本当に面白いボードゲームと称した書籍に載ったゲームの評価について、SNSまわりでガヤガヤしていたらしい。おれはトゥイッターをやっていないので、リアルタイムでピーチクパーチクつぶやかれていた意見を見ていたわけではないし、また件の書籍を読んだわけ…
(しばらく飛田展男の声でお楽しみください。) 諸君、私はマック・ゲルツが好きだ。 諸君私は、マック・ゲルツが好きだ。 諸君、私はマック・ゲルツが大好きだ。
一瞬、自分が未来からきた人間なのではないかという錯覚を覚えた。何がそうさせたかと言うと、この記事を見たからだ。
前回、前々回はボードゲームで使われている貨幣を考察した。今回はその第3段というわけではなく、ただの蛇足だ。前述の記事は、ボードゲームに絡めて、いわゆるアンティークコインについて説明するものだった。そこでおれ個人のアンティークコインの楽しみ…
今回は前回の続きでボードゲームに使われているカネについての話である。未見の場合はまずはそちらをご覧いただければ幸いである。
以前、お金の教育についてボードゲームと絡めて記事を書いたが(その1、その2、その3)、今回はボードゲームに使われているカネについての話である。と言っても「あなたはボードゲームに毎月いくらお金を使いますか?」という類の話ではなく、ボードゲー…
すぎやまこういちが亡くなったが、ドラクエの曲が東京五輪の開会式に使用されたことについて一部で批判があった。すぎやまこういちはその筋では有名な、いわゆる右翼的思想の持ち主で、また過去に反LGBT的なコメントをしていたためにそれが持ち出され、五輪…
前回に引き続き、宝石の煌めきの貴族タイルの人物を特定し、その略歴を述べていこう。前回は男性ばかり5名だったが、今回は残りの5名、すべて女性である。男性に比べて本人特定が困難で、いまだに確信がもてない人物も含まれていることは事前に了承された…
対応プレイ人数の関係で避けていた宝石の煌めきをようやく購入して早速プレイした。短時間で収束するゲームで感触は悪くなかったが、ゲームの世界観をそれなりに重視するおれとしては、ゲームのメインである貴族タイルに目が向いた。世界史好きで、塩野七生…
なんとも懐かしいゲームが日本語版で登場するというニュースを見た。 www.dreamblossom.jp サムネになっているシークエンスも懐かしいが、なんと言ってもトリオミノスである。かつてあったシュウクリエイションという会社が、携帯できるゲームとしてポケッタ…
ファンタジーやSFといったジャンルの小説のみならず、ボードゲームやテレビゲームにおいて、世界観の描写というものは外すことのできない要素のひとつと言うことができる。アブストラクトゲームの中には純粋に世界観のないもの(チェッカーやヘックスなど)…
タイトルを「キンをとりたい人々」と読んで、「ああ、アスリートの大多数はそうでしょうよ」と思った人は一般的な感性の持ち主である。一方で「カネをとりたい人々」と読んだ人は人間的に少し問題のある感性の持ち主である可能性がある。もちろんおれは後者…
ゲームに限らず何らかの創作物の評価について常につきまとうのは名作、駄作といった論争である。もちろんその論争の土台にすらあがらないものも無数に存在するのだが、知名度が高いものであればあるほど、そうした論争の的にさらされる可能性は高まる。今回…
以前この記事で登山について書いた。この当時は8000m峰のうち、K2だけが冬季未登頂であったが、先日ネパールの登山隊によってついに登頂が達成されたらしい。 hypebeast.com この記事は数ある記事の中でもひとつの記事にすぎないが、日本人向けのメディアら…
はじめに断っておくが、本記事は「Last Aurora」のレビュー記事でもプレイ記録でもルール説明でもなんでもない。それらを期待している人は、読むだけ時間の無駄なので、森へおかえり。ここはおまえの住む世界じゃないのよ。(CV:島本須美) じゃあ紛らわし…
そろそろ記事でも書くか、と思って前回のエントリーした日付を確認したところ、3週間以上も経過していた。どこかでメイドインヘブンでも発動しているのではないだろうか。 そんなわけで今年ももう終わりが見える時期となったが、終りが見えないのがCOVID-19…
日本人はとかくランキングが好きだと言われる。なに、これは日本人に限ったことではなく、人間全般にみられる特性なので、このこと自体は特に卑下するものでも否定するものでもない。日常生活においては絶対評価よりも相対評価のほうが判断として自然に使わ…
時事ネタは極力扱わない方針だが、たびたび発生する事象であればまあ載せてもいいか、ということで有名人の不倫騒動とそれにまつわるエトセトラ、特に正義面して声高に他人を貶める想像力欠如野郎(こういう人間をおれはジャスティスくんと呼んでいる)につ…
お勧めアイテム○○選と題するwebの記事はボードゲームだけに限らず数多く見られるが、「絶対盛り上がるパーティーゲーム○○選」だとか「初心者にオススメするボードゲーム○○選」といった、実際にプレイしてもいない流行りに乗っかっただけのweb記事をいかにお…
本記事は前回の記事の続き…ではなく、前回の記事を書いていたときに頭に浮かんだ、正真正銘の雑感である。真面目な内容は期待しないように。そもそもこのブログを読む者は、すべての真面目さを捨てよとダンテも書いておる(嘘)。
協力型のボードゲームにおいて、常に話題に上るのが奉行問題と呼ばれる、一人(場合によっては数人)のプレイヤーが、他のプレイヤーの行動をすべて統制し、選択するアクションを指示・命令してしまう”問題行動”だ。こうなると、他のプレイヤーは言われるが…
ボードゲームには好んで採り上げられるテーマがある。開拓系や経済、歴史モノといったものは言わずもがなだが、中でも毎年1つや2つ、必ずといっていいほど採り上げられるものに「クトゥルフモノ」がある。同人ゲームの世界でも、やたら緩くしたクトゥルフ…
久しぶりにボードゲームが絡まないブログエントリーである。そもそもブログエントリー自体も久しぶりなのであった。 子供が産まれてからここ2年ばかりタモリ倶楽部をリアルタイムで観る機会が激減したものの、ずっと録画をし続けており、また録画を観るのも…
前回と前々回はボードゲームにおけるダムについてあれこれ考察してみたが、今回はそのオマケである。ダム上部コマの形から、各国の建設するダム型式を前回の記事の最後に述べたが、「Barrage」に登場する国は、アメリカ、ドイツ、イタリア、フランス、オラン…