kickstarterのボードゲーム和訳「Città-Stato」

kickstarterで久しぶりに「おお!」と思ったプロジェクトがあったので、忙しいにも関わらず和訳をしてしまった。

今回和訳した「Città-Stato」は、11世紀から12世紀末頃の地中海の海洋共和国を題材としたもので、ヴェネツィア好きのおれとしては、もうこれだけでテンションが上がってしまう。地中海を舞台、それも海洋共和国を語る上で欠かせないのは交易であり、この手のゲームには地図がつきものなのだが、このゲームにはそれがない。というのも、主たるテーマは海洋共和国の覇権争いであり、交易はその中の一つの側面でしかないからだ。

ゲームシステムは特に目をみはるようなものはなく、シンプルにまとまっていると思う。個人ボードと拡大要素があるが、適度に他プレイヤーとのインタラクションもあるのでソロゲーではないところも良い。全部で7ラウンドしかなく、1ラウンドにできるアクションは回数が増えれば増えるほど資源の減りが激しいので、けっこうカツカツなプレイが要求されるのではないかと予想。プレイ人数は1~4人(拡張があれば5人)で、プレイ時間が60分というのも使い勝手がよさそう。

今回の訳は2020/12/10現在のルールなので、まだ完成版ではなく、ところどころに間違いや言葉足らずのところがあるので、全面的に信用しないように。また、ルールブックにゲームの背景について記載されているのはいいのだが、それに間違いがあるのはちょっとどうなの。でもまあ、kickstarterのルールとしては比較的読みやすかったかも。

和訳はこちら。例によって用語の統一は甘々なので、そのあたりはご容赦を。間違いがあればコメント等にてお願いします。

kickstarterのプロジェクトは以下のリンクを参照。なおプロジェクトの締切は2020/12/23。

www.kickstarter.com