(しばらく飛田展男の声でお楽しみください。)
諸君、私はマック・ゲルツが好きだ。
諸君私は、マック・ゲルツが好きだ。
諸君、私はマック・ゲルツが大好きだ。
古代が好きだ 古代IIが好きだ ハンブルクムが好きだ マチュピチュの王子が好きだ インペリアルが好きだ インペリアル2030が好きだ。
この世界を舞台にしたありとあらゆるマック・ゲルツのゲームが大好きだ。
場に並んだカードからコストを顧みずに入植者を買い漁るのが好きだ。
都市に先にコマを置かれた他プレイヤーが余分なコストの発生のために戦略がバラバラになった時など心がおどる。
盤上にそろった船コマが未知の海域で沈んでいくのが好きだ。
資金難に焦って何度も何度も資源を売りに出して工場製品の価値が上がっていく様など感動すら覚える。
諸君、私はマック・ゲルツを、中量級のマック・ゲルツを望んでいる。
諸君、ブログを読んでいるボードゲーム好き諸君。君たちは一体何を望んでいる?
更なるゲルツを望むか?情け容赦のないシンプルなゲルツを望むか?
権謀術数の限りを尽くし、ロンデルを駆使する嵐のようなゲルツを望むか?
ゲルツ!!ゲルツ!!ゲルツ!!
よろしい。ならばマック・ゲルツだ。
我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ。
だがこの暗い闇の底で5年間もの間新作を待ち望んで耐え続けてきた我々に、ただのゲルツではもはや足りない!!
トランスアトランティックを!!ボードを備えたトランスアトランティックを!!
…とここまでが前フリである(長えよ)。
さておれはマック・ゲルツと口に出す時は手水で口を清めてから発言するようにしているほど、ゲルツ好きである。コンコルディアの拡張マップを数えなければザイファルト先生よりも寡作なので、最後に発表された作品が2017年のTransatlantic。ゆえに3年の沈黙を破って2020年11月にTransatlanticの新作(またはリメイク)の発表があったときは狂喜したものだった。しかもTransatlanticで、無いことに不満が渦巻いていたマップがついているではないか。
この時点ではもともとのTransatlanticのように手札を使ってアクションを実施するタイプであった。しかしその後しばらく新しい情報が追加されることはなかった。ようやく情報がアップデートされたのはつい最近である。それが、これだ。
なんと久しぶりのロンデルが地図に記載されているではないか。これは期待するしかない。それにしてもゲルツ先生のゲームは(プロトタイプとはいえ)ボードが美しいよなあ。Transatlanticから何が変更されているのかは、まだフルプレイの動画をきちんと見ていないのでなんとも言えないが、余裕があったら概要を追記してみたい。少なくともゲルツ御大自身が、「Transatlantic IIは別ゲー」とおっしゃっているので、相違点というレベルではないと思われる。BGGにアップされている動画(以下に動画リンク)は2020年時点のルールなので、最新版とはだいぶ変わっているとは思うが…。
こちらの記事にある通り、ゲルツ王はじっくりとゲームのディベロップをなさるようなので、Transatlantic IIのリリースはまだまだ時間がかかるかもしれないが、楽しみに待ちたいと思う。
ゲルツ神自身によるインスト&プレイ動画はこちら↓