ボードゲーム和訳「Northern Pacific(ノーザンパシフィック鉄道)」

おれは開拓モノが好きだ。そういった意味では、当ブログでも再三言及しているように、大航海時代が好きなのは未知の海(もちろんヨーロッパの観点で、だ。ああもうポリティカルコレクトネスめんどくせえ)に対して貧弱な装備で挑み、認識されている"世界”を開拓していくところに憧れがあるからだし、プエルトリコのように個人ボードで何もなかった土地が開拓によって発展していくのも楽しい(ただしカタンは嫌い)。大長編ドラえもん第2作の「のび太の宇宙開拓史」は、幼いときの一番のお気に入りであったし*1、夕方にNHKで放映していた大草原の小さな家の再放送を観ていた。その流れで絶版になって久しいウォルナットグローブ開拓史をBGGのGeekMarketを使ってまで入手したりもした。

アメリカ大陸の開拓を後押しした、アメリカ最初の大陸横断鉄道であるノーザンパシフィック鉄道も、その意味ではおれの好物の範疇に入る(西部開拓によって先住民が追われた事実も忘れてはならない…ポリティカルコレクトネスめんどk)。また、鉄道のない土地に線路を敷設する、というのは個人的に超どストライクなテーマなのである(これについてはボードゲームのネタがなくて、更新が滞ったときにでも扱うかもしれない)。

このノーザンパシフィック鉄道というゲームも6人までプレイでき、かつ短時間で終わるという貴重なゲームだ。鉄道経路となる都市を予想して前もって都市に投資をし、あるいは投資をした都市に向けて鉄道の線路を延ばす。秘匿情報のない完全公開型のゲームであり、思いっきり他プレイヤーとやりあうタイプなので、好みは分かれるかもしれないが、ゲームシステムにぬくぬくと守られたゲームよりも、こうしたゲームのほうがゲームのキレが感じられるのではないかと思う。何より完全公開で他人とやりあうゲームは、終わった後の感想戦が面白いのだ。

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*1:ちなみに成長するにつれて、海底鬼岩城(第4作)、鉄人兵団(第7作)が最上位となった。この2作は涙なしには観られない。