2019-01-01から1年間の記事一覧
前回は「マナビィといっしょにおつかいすごろく」(以下、マナビィ(笑)と略す)という教材をさんざんこき下ろしたわけだが、今回は“遠足で食べるお弁当の材料とおかしを1000円以内の予算で買う”というテーマだけ借りて、もっとマシな教材(ボードゲーム)…
前回の続き。 前回は電子マネーと物理的な貨幣の一面を対比してみたが、個人的な見解として今後の電子マネー化の流れは止まらないだろう。だが依然として電子マネーに関する「金の教育」の側面についての危惧は消えない。そもそも日本において、義務教育や高…
昨年末に行った某北海道のスキーリゾートは、そこが日本であることを忘れさせるに十分なほど、中国語があふれていた。その感覚にさらに拍車をかけていたのは、電子マネーの取扱いだ。日本の電子マネーは一切使えないが、中国の電子マネーの決済はOKという状…
少し気を抜くとあれよあれよという間に更新が停滞してしまう。気づけばもう12月である。 この時期はゲームマーケットが終わり、ネット上ではゲームマーケットの戦利品だのボードゲームサークルの新作ゲームのプレイレポートだのが溢れかえるわけだが、なんだ…
※ボードゲームに関する評価のポリシーについてはこちらを参照のこと。 基本情報 Rosenkönig(ローゼンケーニッヒ) Dirk Henn 2人 30分 1999年 言語依存なし ゲームの概要 子供がまだ小さかったりすると、空き時間にさくっとできる2人用ゲームの需要が高い。…
こちらの記事で紹介したkickstarterモノの「Exploriana」が届いた。見たところ、暫定版と製品版のルールに大きな変更点はないようなので(ヴァリアントが増えていたり、ストレッチゴールの拡張要素は未訳)、ゲーム内容についてはルールを参照されたい。 パ…
以前、Big Box問題や和訳で採りあげたFrescoだが、Big Boxの上を行くMega Boxのkickstarterプロジェクトが発表された。Big Boxは基本ゲームと拡張モジュール1~10とミニ拡張が同梱されていたが、今回はさらに拡張モジュール11~14が含まれているらしい。また…
※ボードゲームに関する評価のポリシーについてはこちらを参照のこと。 基本情報 Skull&Roses(髑髏と薔薇)※2019年現在の新版は「Skull」 Hervé Marly 3-6人 45分 2011年 言語依存なし ゲームの概要 「Skull&Roses(髑髏と薔薇)」は、一時期(現在も)ヤフ…
おれは信号無視以外の犯罪を犯したことはない。たぶんしてないと思う。犯してないんじゃないかな。ま、ちょっとは覚悟しておけ、という、極めて平均的な凡夫である。ゆえに直接警察官の世話になることはほぼないのだが、警察官とやらが大嫌いであった。 例え…
kickstarterで地味なサムネを何気なくクリックしたら、Michael Schachtのゲームだった。その割には金の集まりが悪いと思いながら、ざっとルールを確認したらスチームパンクでいい感じ。ルールもそんなに多くないし、これいいんじゃね?と思って早速和訳をし…
以前の記事で紹介した「Philosophia」を和訳したので公開。といってもすべて訳しているわけではなく、フレーバー的なものについては時間の関係で訳してない。用語の細かい統一もまた然り。ヴァリアントルールについても、斜め読みした感じでは討論の部分を実…
前回の続き。5連鎖目から再開である。 5連鎖目(じゅげむ):自然景観の謎(ロバート・ヤーハム 著、武田裕子 訳、産調出版) 自然景観がどのように形成されるのかを手描きイラストで開設した本。読みたくなる「地図」で地図の変遷を見た時に、そもそも地…
読んだ後に謎が残る書籍はいい書籍だ、と信じて疑わない。1冊の本ですべてがわかるわけがないだろうこのやろう、というスタンスをとるおれとしては、坂の上の書籍ともいうべき、書籍が書籍を呼ぶ書籍がよい。 こうした芋づる式に別の本を読みたくなる、いわ…
「K2」というボードゲームがある。K2はエベレストに次ぐ世界で2番目に高い山で、エベレストを超える死亡率で知られる、別名非情の山と呼ばれる8000メートル峰だ。一応、ゴッドウィン・オースティン山という名前はついているものの、カラコルムの調査時につ…
久しぶりにkickstarterでおおっと思ったのがこれ。 www.kickstarter.com 古代ギリシャの哲学者となって、学園を建てたり支持者を集めたり、他のプレイヤーに論戦を挑んだりして勝利点を稼ぐゲームのようだが、何がビビビ(死語)ときたかというと、この哲学…
kickstarter発のボードゲーム「Ragusa」のレビューがちらほら上がるようになってきた。プロジェクトを見ていてキックしようかな~と思っていたが、当時は「Barrage」「Exploriana」をキックしていたので、面白そうな印象を持ちつつもスルーしていた。 kickst…
※ボードゲームに関する評価のポリシーについてはこちらを参照のこと。 基本情報 Geschenkt(ゲシェンク) Thorsten Gimmler 3-7人 20分 2004年 言語依存なし ゲームの概要 ゲシェンクは競りゲー要素を含んでいるにも関わらず、ルールが簡単で初心者にもやさ…
さて、我が家の第一回ボードゲーム場所取り選手権大会にて、トップとはかなりの差があったものの、見事に第二位の栄誉に輝いたFresco Big Boxの和訳を大公開だ。 Fresco Big Boxには基本ゲームのほか、以下の拡張を含む。 拡張1:The portraits 拡張2:The b…
Fresco Big Boxが米amazonから届いた。日本で買うと13000円弱。米だと6700円だから、ほぼ半額だ。送料を考えても、今回はThe Castle of Burgundyも同時購入の上で、2600円だからだいぶ安い。ちなみにBig BoxでないFrescoは約4500円。拡張全部入りであること…
※ボードゲームに関する評価のポリシーについてはこちらを参照のこと。 基本情報 Coloretto(コロレット) Michael Schacht 2-5人 30分 2003年 言語依存なし ゲームの概要 コロレットは、簡単に言えば同じ色のカードを集めるゲームで、基本ゲームでは同じ色を…
※ボードゲームに関する評価のポリシーについてはこちらを参照のこと。 基本情報 街コロ 菅沼正夫 2-4人 30分 2012年 言語依存あり(カードにはすべてテキストによる説明がある) ゲームの概要 街コロはサイコロの目によって収入を得ながら建物を建てていき、…
はてなブログの今週のお題「海」にあわせて、海ゲーをいくつか紹介したい。 Survive:Escape from Atlantis!(The Island) 沈みゆくアトランティスから探検家を逃がすゲーム。各プレイヤーは10人の探検家コマを持っている。探検家コマの足裏にはそれぞれ脱出…
かつてフジテレビの深夜テレビがクソ面白かった時代に、ボードゲームをメインにした番組が放送されていた。「ゲーム名人戦」ではスコットランドヤードやドラダ、ピクショナリー等がとりあげられていたし(特別版に至ってはディプロマシーを7人フルプレイで…
18XXものと同じくらいの興味があるゲームジャンルに、文明発展ものがある。が、これまた18XXものと共通の問題として、プレイ時間がかかるというハードルがあり、なかなかプレイする機会がない。近年発売されたシヴィライゼーションの新しいやつは、かなり簡…
最近、ボードゲーム界隈で人気の世界観はふたつある。ひとつはクトゥルフ。もっとも、ラヴクラフトのそれというよりも、ダーレスが構築した、よりRPGちっくになってしまった世界観ではある。個人的に、ラヴクラフトの緻密な計算の上に描かれた世界観のほうが…
家から自転車を走らせること約1時間の場所に、いきつけのセブンイレブンがあった。いきつけ、というと誤解を招くかもしれない。要は、そこまで行ってから引き返してくると、往復で45キロ程度と手軽なサイクリングになるので、休憩&折り返し地点として優秀…
前回は最近の新作ボードゲーム不感症について述べた。その中にあって、数少ない感じるポイントとして挙げたのがKickstarterであった。そういった事情で、少なからぬ頻度でKickstarterのボードゲーム(Kickstarter上のカテゴリではテーブルトップゲーム)をチ…
どうにも最近、Table game in the worldやらニコボドやらの最新ボードゲーム情報を扱っているサイトを見ても、「これ欲しいなあ」というような、食指が動くゲームが少なくなったと感じる。自分なりにその原因を考察すると、 対応人数がたいてい4人までである…
このページはボードゲームのレビューのまとめページです。 本サイトにおけるレビューのポリシーについてはこちら。 <C> Carcassonne: New World(カルカソンヌ:新大陸) Coloretto(コロレット) <G> Geschenkt(ゲシェンク) <M> Machi Koro(街コロ…
ボードゲームのレビューサイトは数多く存在するが、中でも人気があるものが点数評価されているレビューである。というのも、今日のようにボードゲームがある程度一般に認知され、購買層が広がると、新しくボードゲームを購入する際に他者のレビューや口コミ…