2020-01-01から1年間の記事一覧

ボードゲームの雑感「謎のLast Auroraライジング」

はじめに断っておくが、本記事は「Last Aurora」のレビュー記事でもプレイ記録でもルール説明でもなんでもない。それらを期待している人は、読むだけ時間の無駄なので、森へおかえり。ここはおまえの住む世界じゃないのよ。(CV:島本須美) じゃあ紛らわし…

kickstarterのボードゲーム和訳「Città-Stato」

kickstarterで久しぶりに「おお!」と思ったプロジェクトがあったので、忙しいにも関わらず和訳をしてしまった。

雑感「COVID-19の感染者数情報を有用な情報にする簡単な方法」

そろそろ記事でも書くか、と思って前回のエントリーした日付を確認したところ、3週間以上も経過していた。どこかでメイドインヘブンでも発動しているのではないだろうか。 そんなわけで今年ももう終わりが見える時期となったが、終りが見えないのがCOVID-19…

雑感「都道府県魅力度調査なるもの」

日本人はとかくランキングが好きだと言われる。なに、これは日本人に限ったことではなく、人間全般にみられる特性なので、このこと自体は特に卑下するものでも否定するものでもない。日常生活においては絶対評価よりも相対評価のほうが判断として自然に使わ…

kickstarterのボードゲーム和訳「Desolated」

コロナ禍でボードゲームをプレイする機会がなかなかなく、Barrageの追加モジュール発送が遅れて若干モチベーションが落ちている中、テーマとアートワークに興味を持ったkickstarterのゲームの和訳をした。

雑感「不倫騒動とジャスティスくん」

時事ネタは極力扱わない方針だが、たびたび発生する事象であればまあ載せてもいいか、ということで有名人の不倫騒動とそれにまつわるエトセトラ、特に正義面して声高に他人を貶める想像力欠如野郎(こういう人間をおれはジャスティスくんと呼んでいる)につ…

ボードゲームの雑感「お勧めボードゲーム○○選記事へのヴァイオレンスな6つの主張」

お勧めアイテム○○選と題するwebの記事はボードゲームだけに限らず数多く見られるが、「絶対盛り上がるパーティーゲーム○○選」だとか「初心者にオススメするボードゲーム○○選」といった、実際にプレイしてもいない流行りに乗っかっただけのweb記事をいかにお…

ボードゲームの雑感「ボードゲームはハラスメントである」

本記事は前回の記事の続き…ではなく、前回の記事を書いていたときに頭に浮かんだ、正真正銘の雑感である。真面目な内容は期待しないように。そもそもこのブログを読む者は、すべての真面目さを捨てよとダンテも書いておる(嘘)。

ボードゲームの雑感「奉行問題とハラスメント」

協力型のボードゲームにおいて、常に話題に上るのが奉行問題と呼ばれる、一人(場合によっては数人)のプレイヤーが、他のプレイヤーの行動をすべて統制し、選択するアクションを指示・命令してしまう”問題行動”だ。こうなると、他のプレイヤーは言われるが…

ボードゲームの雑感「クトゥルフ神話の世界」

ボードゲームには好んで採り上げられるテーマがある。開拓系や経済、歴史モノといったものは言わずもがなだが、中でも毎年1つや2つ、必ずといっていいほど採り上げられるものに「クトゥルフモノ」がある。同人ゲームの世界でも、やたら緩くしたクトゥルフ…

雑感「近年のタモリ倶楽部に関する考察」

久しぶりにボードゲームが絡まないブログエントリーである。そもそもブログエントリー自体も久しぶりなのであった。 子供が産まれてからここ2年ばかりタモリ倶楽部をリアルタイムで観る機会が激減したものの、ずっと録画をし続けており、また録画を観るのも…

ボードゲームの雑感「Barrageに登場する国を考える」

前回と前々回はボードゲームにおけるダムについてあれこれ考察してみたが、今回はそのオマケである。ダム上部コマの形から、各国の建設するダム型式を前回の記事の最後に述べたが、「Barrage」に登場する国は、アメリカ、ドイツ、イタリア、フランス、オラン…

ボードゲームの雑感「ダムゲー(その2)」

前回はダムゲー(特に治水ダムを扱ったもの)が少ないという事実を述べた上で、実際は治水ダムはボードゲーム向きではないのか、という仮説を提示したところまでで終わったので、今回はその仮定を裏付ける内容について前半部分で述べたあと、実際のダムの建…

ボードゲームの雑感「ダムゲー(その1)」

先日の梅雨前線による豪雨災害をはじめとして、近年とみに豪雨による災害が頻発している。様々な要因が挙げられているが、今回の災害に関しては治水事業の失敗という人災の側面が大きいのではないかと考えている。某(亡)民主党とかいうアホの事業仕訳とい…

ボードゲーム「蒼き狼と白き牝鹿 元朝秘史カードゲーム」

※ボードゲームに関する評価のポリシーについてはこちらを参照のこと。 基本情報 蒼き狼と白き牝鹿 元朝秘史カードゲーム 作者不明 3人~6人 30分 1992年 言語依存ほぼなし(日本語が読めるなら) ゲームの概要 前回の記事でほんの少しだけ光栄のチンギスハー…

ボードゲームの雑感「和訳するということ」

ことの発端 Simone LucianiとDaniele Tasciniの「Marco Polo II:In the Service of the Khan」の日本語版が某悪ライトからリリースされた。個人的にこの会社の出す日本語版は大嫌いなのだが、英語版がなかなか手に入らないのとBoardGameGeekに英語版のPDFル…

ボードゲーム雑感「うどん県の例の条例とボードゲームについて(その2)」

少し間が空いたが、うどん県の例の条例の批判およびその条例がボードゲームにどのような影響を及ぼすかの考察の第二弾である。前回の記事を読んでいたほうがこの条例のアホさ加減がよくわかるので、未読の方はまずはそちらをご一読いただきたい。

kickstarterのボードゲーム和訳「Stop the Train!」

kickstarterには珍しく6人まで対応しているゲームで、無駄なフィギュアがなかったのが今回和訳をした「Stop the Train!」だ。プレイヤー人数が4~6人という時点で何となく察しがつくと思うが、正体隠匿系の半協力ゲームで、自分のキャラクターが誰である…

ボードゲーム雑感「うどん県の例の条例とボードゲームについて(その1)」

うどん県(出身地差別につながる可能性があるので、県が特定されないように仮の県名でお送りします)の例の条例については、成立の過程でいろいろ報道されていたので、おおよその内容は知っている人が多いと思う。が、わずか数十文字のやりとりで何でも知っ…

ボードゲーム小論文「初心者向けボードゲーム教育カリキュラム作成の試み」

しばらく更新していないとコロナの影響で死したのではないか、と心配される方も全世界で0.3人くらいいるかもしれないので、生存報告の意味も込め、在宅勤務で普段より3時間ほど(通勤時間だ)増えた自由時間を使って初心者向けボードゲーム教育カリキュラム…

ボードゲーム和訳「Nautilus Industries」

2人から6人まで対応していて、なおかつそこまでプレイ時間が長くないボードゲームをなんとなく探していたら、某サイトで紹介されていたこのゲームが目に止まった。そのサイト以外に日本語によるレビューはなく、迷ったものの結局購入、和訳作成に至った。 …

ボードゲームの雑感「ボードゲームのレビューサイト考」

ボードゲームの情報を得たい場合に、最近はtwitterがトレンドになっているようだ。情報を拡散しやすいtwitterは企業側としても使いやすい媒体なのだろう。おれはtwitterをやっていないのでそうした情報にいち早く接することはなく、著名なボードゲームサイト…

ボードゲーム雑感「我が人生におけるボードゲーム史(再就職~現在)」

前回から少し間が空いてしまったが、今回は最終回。最初の仕事を辞めてから現在までを振り返る。 会社を辞めてから、身分証明書代わりに原付の免許をとり、2か月ほどブラブラしていたが、その後、派遣社員、契約社員といくつかの会社で働いた後、再びベンチ…

ボードゲーム雑感「我が人生におけるボードゲーム史(大学~独り暮らしまで)」

前回は中学から高校までを振り返ったので、今回は大学時代から独り暮らしを始めた頃の話をしよう。 大学に入ってから、新宿駅が乗り換え駅だったこともあり、ちょくちょく西口のイエローサブマリンに寄るようになった。TCGや美少女フィギュアにまったく興味…

ボードゲーム雑感「我が人生におけるボードゲーム史(中学~高校時代まで)」

前回は物心つく頃から小学生までのボードゲーム事情について説明したので、今回はその第二回目、中学から高校にかけてのボードゲーム事情を話そう。 中学に入ったときに、一冊の本と出会い、一つの転機が訪れた。 The Best Games'93 極楽ゲーム特集と銘打た…

kickstarterの注目案件「Foundations of Rome」

ボードゲーマーにとって町づくりゲームと言えば、なんといっても街コロBig Cityがその筆頭に挙がることについて異論がある人は少ないであろう。つい先日コンポーネントが豪華になった記念版が販売されたことも記憶に新しい。そして販売が延期につぐ延期にな…

ボードゲーム雑感「我が人生におけるボードゲーム史(幼少期~小学生時代まで)」

先日、「すばらしきパーティージョイの世界」を読んだ。本の出来としては全然満足のいくものではなく、単なるカタログの域をほぼ出ていなかったが、それでも我が人生におけるボードゲームとのかかわりについて振り返ってみる機会にはなった。 カルタやトラン…

ボードゲーム抄訳「SPRING FEVER」

SPRING FEVER(スプリングフィーバー)はFriedemann Frieseの佳作で、アクが強くて好き嫌いが極端なFrieseの中でも万人受けするブラフゲーム。国内では取り扱いがほとんどなく、Amazon.deでも見かけないが、おフランスのLudo Cortexというサイトであっさりと…