ボードゲームの雑感「謎のLast Auroraライジング」

はじめに断っておくが、本記事は「Last Aurora」のレビュー記事でもプレイ記録でもルール説明でもなんでもない。それらを期待している人は、読むだけ時間の無駄なので、森へおかえり。ここはおまえの住む世界じゃないのよ。(CV:島本須美

じゃあ紛らわしい記事を書くな、と怒る人もいるだろうが、弱小サイトのやることなので大目に見てもらいたい。むしろ役に立たないくせに検索結果の上位にくるボドゲーマにこそ、その怒りをぶつけていただきたいものだ。

本題に入る。こんな記事を書こうと思ったのは、ブログへのアクセス解析を見たことがきっかけだ。自分が気合を入れて書いた記事と、他人が抱く興味にたいへん大きなギャップがあることが面白いからたまに眺めているのだが、その中でも自分で書いたことすら忘れていた記事の一つがLast Auroraについての記事だった(下記リンク参照)。

cteam.hatenablog.com

11月下旬から12月中旬にかけて、急に同記事のアクセスが伸びた。不思議に思って調べてみると、どうやら某悪ライトから日本語版が発売されたとかなんとか。事前の情報があまりなかったもので、興味を持った人がググったら、たまたまwebの辺境にあるこのブログに辿り着いた、ということのようだ。見事に肩を透かしまくった、というわけだ。

改めて記事を見ると、kick版とリテール版とパッケージが違うことに気づいた。kick版は魔改造デロリアン(バックトゥザフューチャーのデロリアン自体も魔改造だが)しか載っていなかったが、リテール版ではザ・ワールドのように歯車を手首につけた髭面が追加されている。喝!追加するならベロウィンクサムズアップ娘だろうが!

自分の認識と他者の興味のギャップという意味では、征服王の記事もその一つである(下記リンク参照)。

cteam.hatenablog.com

「征服王」は、自分の中では知る人ぞ知るというイメージで、「こんなイカす番組が昔はあったのだ」というのを単につぶやく程度のノリで書いた記事だ。わざわざ検索してまで記事を読みにくるなんて想定外である。征服王のコアな人気を見た気がする。もちろん記事に書いたとおり、誰かがクラウドファウンディングを立ち上げたのであれば、迷わず出資する所存であることは変わっていない。

上記の2つの記事は書き手と読み手のギャップが大きい記事だったが、最後に挙げるのは、書き手と読み手の思いが一致した(していると思われる)記事。

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マルコポーロ2の日本語版に対して文句を言った記事だ。このブログの数少ない存在意義として和訳が公開されていないボードゲームの和訳ルールを公開している点が挙げられる。そうした立場で考えたときに、和訳を公開するのは言葉の壁で良質なボードゲームであるにも関わらずプレイされる機会が少ないのはもったいないからでもあるし、そのボードゲームに対する理解を深めてもらいたいからでもあるわけで、読み手を無視した和訳や明らかにルールを誤誘導するような和訳、フレーバーとしてゲームの勝敗には関与しない部分であっても、ゲームの世界観を構築しているのであれば、その部分の誤訳は、当該ボードゲームの価値を殺すものと思っている。それは記事を書いた時だけでなく、これからも変わらないおれのポリシーであり続けるだろう。

そういえば、偶然にもこれらの記事に共通するのは、某悪ライト社が採り上げられていることである(Last Auroraの元記事を除く)。改めて某悪ライト社に対しては猛省をしていただきたい。