Kickstarterの注目案件「Last Aurora」

最近、ボードゲーム界隈で人気の世界観はふたつある。ひとつはクトゥルフ。もっとも、ラヴクラフトのそれというよりも、ダーレスが構築した、よりRPGちっくになってしまった世界観ではある。個人的に、ラヴクラフトの緻密な計算の上に描かれた世界観のほうが、やすっちいダーレスのそれよりも好きなのだが、それは本日のメインではない。

そしてもうひとつの世界観は、ポストアポカリプス。わかりやすくいうと、ヒャッハー的世紀末のことだ。まあ、PCゲーム等でFalloutが人気となった影響もあるのだろう(ポストアポカリプスの流行った主たる要因がMAD MAX怒りのデスロードであったならとても嬉しく思うのだが、そんな可能性は俺がポストアポカリプスを生き残る可能性よりも低い)。先行きの見えない昨今の世の中を反映してか、クトゥルフもポストアポカリプスも頽廃と狂気が支配する世界ではある。

今回採りあげたLast Auroraもポストアポカリプスもので、ルールを流し読みした感じだと、なんと怒りのデスロードばりの改造車でコンボイを組み、資源やら生き残りの仲間をスカウトしながら、立ち塞がるモヒカンどもを蹴散らすゲームのようだ(一部誇張あり)。改造車といえばSteampunk Rallyという名作があるが、あれはどちらかというとチキチキマシン猛レースであって、せいぜいオイル臭さしか漂わないのに対し、こちらは明らかに血と汗くささ全開だ。箱絵はぱっと見デロリアンだが、よくよく見直すとデススロットルのタクシーにしか見えなくなる。

キックするか非常に迷うところではあるのだが、別記事でも書いたように、プレイ人数が4人までなので、どうにもキックできずにいる。プロジェクトは2019/6/25現在で達成済みで、終了は7/4。とりあえず、北斗の拳を見ながら考えるか。

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